僕たちは自然栽培農家です。綺麗事かもしれませんが、僕たちはおいしくて心地よくて何よりもHappyで地球もよくなる社会をめざしています。自然栽培では”そのまんま”が味わえます。肥料や堆肥を使うと、それを食べた植物はその味や香りに寄っていきます。味や香りは植物それぞれのDNAにプログラミングされ発現されていきますが、”何もやらない”自然栽培はそのまんまに限りなく近い味や香りを楽しむことができます。僕はいろんな品種、いろんな農法を試験してきましたが、自然栽培を超えるものはありませんでした。
自然栽培は何もやらないのでなぜ育つのか?です。自然栽培の世界では「大豆で肥料をやり、麦で耕す」という言葉があります。昔は世界中で麦や大豆をやりながら他の作物を育てていました。今は肥料や堆肥があるので敢えて麦や大豆を作る人は希少になってしまいましたが、僕らはそれを復刻、実践しています。それは単においしさだけでなく食料安全保障や地球環境につながっていくものであると考えています。
僕らの最終的な目的は「自然栽培の田畑を広げていくこと」です。広げることが持続的社会の実現につながると信じています。結論から言うと、大豆と麦をしっかりとした価格で販売できれば、どんどんその面積を広げていけるということになります。
そのアウトプットをどう作るか?僕たちは2016年にParadise beer Factoryを創設、世界で唯一の自然栽培麦芽のクラフトビールを世に出しました。そして2021年にParadice Gelato & Donutsとして自然栽培在来大豆のジェラート及びおからドーナッツを製造販売することにしました。
食べるだけ、飲むだけでHappyになり、地球もよくなる、そんな”ものづくり”を僕らは続けていきます。
代表 唐澤 秀